懐古厨の趣味④ 三国志について

まずは僕の持論を聞いてほしい。



子供の頃にでもさ、アンパンマンを見てさ、バイキンマンの味方する奴なんていたか?




ドラえもんを見てさ、のび太のおもちゃ取るジャイアンの味方して、「超絶底辺クソメガネ陰キャざまぁwww」ってなる奴いるか?





物語ってのはそういうものなんですよ。



暗めなテーマの純文学とか、逆に気持ち悪いくらいに主人公が妄想の産物すぎたりする作品は別ですよ?


でもね、たいてい物語って主人公に感情移入しやすくなるように作られてると思うんすよ

まあ感情移入しないとしてもね、常人なら少なくても悪役側よりはまだ主人公側に味方したくなると思うの。





ここでね、人々が「三国志」を何で知るか考えてみたい。



小説も漫画もゲームも色々あるけど、史実版三国志から入る人って少ないんじゃない?

三国志演義を踏襲してるコンテンツから入るのがほとんどだと思います



ところで三国志演義って誰寄りの立場で書かれた歴史小説ですか?



そう、、、劉備の立場ですよね




・・・あとは言わなくても分かるな?








いやぁ~、乱世乱世!



というわけで今回はまた懐古厨をお休みして、三国志について語っていきたいと思います

と言っても、メインはゲームの話になる気しかしないですが...





まず僕が何から三国志を好きになったかと言えば、これは定番の横山三国志ですよ


小学校の図書室に飛び飛びで何巻かあってね、図書委員やってた時の当番の日に読んだのがきっかけですね



ちなみに横山三国志は大昔にアニメ化もしてまして、孔明の大論陣のシーンは何故かニコ動でもやたらMADが作られてますね

そもそもオリジナルすら、孔明が無駄にイケヴォ(喫茶店でマスターしてそうな声)なせいで既にジワれます

あの声で「張飛くんは今日も元気だね(イケヴォ」とか「(蜀に)いらっしゃい、馬超くん(イケヴォ」とか言ってるのかなぁって想像するだけで腹筋がぴょんぴょんしちゃいますよ





・・・こうして横山三国志(吉川英治版を基にしてるので三国志演義ベースです)を履修した僕ですが、PSPを買ってから三国志戦略シミュレーションゲームがある事に気づきました。




光栄な事に、ここでクソゲーのふりした神ゲーに出会う事になります。




そう、コーエー三国志VIIIです。




間違ってもⅨではないですよ?


8です。


武将プレイを売りの1つにしてるくせに都督・太守CPUが無能なせいでストレス溜まる、アレです。

露骨な敵CPU側への補正でシリーズ史上最高に人をイラつかせると評判の、アレです。

しょっちゅうタダ働きを要求してくるパパ活娘がくそウザイ、アレです




コーエーは基本的には三国志演義をベースにしてるので、やっぱり本作も劉備とかに優しい仕様になってます。


どういう点でかというと、義理とかのマスクデータによって劉備の方が平和に帝から権力を譲って貰いやすかったり、そもそも能力値が演義に沿ってかなり強めに設定されてる武将が多めな気がする点とかですね


まあ同じ理由で、呂布が馬鹿みたいに強かったりして苦戦する要素にもなるのですが。





このゲーム、ヤマダ電機の売り場で初めて手に取った時には期待大でした。



何でかと言うと、パッケージに乗ってた参考画像のうちの1枚だけは関羽が写ってる綺麗なグラフィックだったんです

戦闘時の全体マップらしき参考画像の方は、逆にレトロゲームにありがちな簡素なグラなのですが。



それ見て僕は、「部隊動かす画面は簡素だけど...たぶん戦闘が始まったらその時に戦闘シーンだけはこの綺麗な映像で演出されるのかも!(^○^)」とかwktkして買ったんですよ




その結果・・・!!!



うん、まさかのオープニング映像のワンカット載せてただけだったわ。




中学一年生にして、AVのパケ写詐欺に通ずるものを実感したよね





そんなわけで本作はわりと簡素なグラのゲームなんですが(そもそも最初に出たPC版の発売は2001年なわけですからね、よく考えると妥当です)、大事なのはゲーム性です

やってみた感想はどうだったのか。




まず最初にやった時はほんとにクソゲーだと思いましたよ、ええ。



ゲーム始めてわりと早い段階で、兵力がやや有利だったから柴桑攻めたんだけど周瑜が幻術使って来やがってさぁ...💢

手紙で煽られただけで憤死する雑魚のくせによぉ...(※演義での話です)


そもそも攻め込んだのも太守のCPU関羽のせいなんだけど、趙雲を担当してた俺は勝手に弩兵で出陣させられててさぁ...💢


CPUマジ頭おかしい。
厳しい戦争を勝手に仕掛けるとしてもせめて兵科くらいは選ばせろや




このクソっぷりに嫌気が差したので買ってから1週間くらいで放置したんですけど、それから3ヶ月後くらいに再挑戦しようと思ったんですよ


この間にGREEのポチポチ三国志ゲーが予想以上につまんない事に気づいてやめたのもあって、三国志をどうにか楽しみたい欲が増大してったんでしょうね。



それで今度はシンプルに君主プレイにして始めたら、まあ段々とこのクソゲーとの付き合い方が分かってきたんですよね

君主プレイだとCPUに基本振り回されないのでね☺️




そして様々なプレイスタイルを研究し、アイテムコンプもし、イベントコンプもする頃になると、もはやこのゲームが神ゲーだと知るようになりました





まずね、能力あれば烏合の衆に勝てるってのは大事ですよ

これがエンターテインメントとしての三国志の本質みたいなとこありますから。


もう少し詳しく説明しますと、演義で1番重要な要素ってキャラのインパクトだと思うんすよね


現実的な捉え方をすると、孔明がどこまで天才だったかは不明だし、趙雲が長坂の戦いで阿斗ちゃん抱えながら曹軍数十万の中を突破出来たのか怪しいし、何なら当時の曹軍が100万とかいう規模すら微妙なとこです


それでもね、やっぱ諸葛亮が東南の風呼び込んでくれなきゃダメだし、趙雲はリアルで三国無双プレイが出来るはずだし、曹操軍は前線の1都市に20万くらい兵置いてなきゃロマンが無いんですよ



こういう要素を反映した状態で、いかにチート武将達の力で現状を打ち破るかっていう醍醐味が僕的には大事なんですね



だからこそ、孔明様の幻術使って48000の兵で攻めてきた曹操140000を全滅させた時とかは爽快でしたね

これでこそ三国志!って感じがしますよ





あと、戦法の成功率という概念はかなり良い要素です


このゲームは部隊のいる場所の地形で各戦法の成功率が変わってくるのですが、これを逆手に取れば安全に敵と戦えたりも出来ます


敵を挑発して森に誘い込んで奇襲仕掛けて状態異常にさせるとか。

岩場とか山に全部隊置いて、草地に密集した敵を烈火で焼き尽くすとか。

水上で状態異常にさせてひたすら弩で一方的に攻撃とか。


まさに戦略って感じで素晴らしい要素だと思いますね
まあここでCPU補正のクソっぷりが目立つんですけどね...




武将プレイモードもやり込み要素は多くて楽しいですよ(作業ゲーにはなりますけど)


職人と喋りまくって特技取得できたり、特殊特技教えてくれる旅人を教えてくれるまでストーキングしたり、未取得戦法教えてもらうために色んな武将に手当たり次第喋りかける陽キャになったり...


これをやって無能がそこそこの有能になったりするとね、もう感激だよね


俺も明日から農村とかに見聞してこようかな...



上に書いた無能CPUに振り回されるという点は・・・まあこれはリアルでも起こりうる事だからね、耐性付けるってことで。




それと、マスクデータも案外いい要素かもしれません


斬首しまくったり敵都市とは言え物資略奪してると悪名パラメータが上がってプレイしずらくなるんですよね


この機能、やってる側からするとウザイ奴を処せないからもどかしいんですが、処刑が頻発する政府を民が信用してくれるか?という話ですからね


ゲームとしてはこういうのがあった方が面白いのかもしれません


ちなみにそれなりの数のイベントで発生条件に悪名○○以下/以上みたいなのがあるので、やり込み度の向上に大きく寄与してる要素でもありますね





こんな感じで何だかんだ三国志Ⅷは素晴らしいゲームなんですが、これにグラフィックを足せば完璧な神ゲーになると思うんですよね



それなのに三国志IXときたら...


このクソゲーはなんと、部隊の移動すらまともにやらせてくれないというね


まさかの「どこかに部隊を待機させる」という選択肢が無いんですよ

出発点と終着点決めて、あとは実行するかしないかしか選べないという欠陥仕様。


恋愛では駆け引きが重要!とか言って盛り上がってるくせにいざ相談してみたら「告るか諦めるかだね☆」で終わる、自称恋愛相談マスターみたいなもんですよ




くわえて戦法システム自体はあっても、それは乱数的な自動発動制でしかないので、結局は部隊規模で最初から勝敗が決まってるようなものである点もクソですね


さらには土塁とか建設して道塞げる!とかいう魅力的な新機能あると思ったら、それ作れる場所も最初から決まってるという、、、






こんなクソゲーがグラフィックがいいからという理由でⅧより遥かに高評価得てるという事実。。。




たしかに1枚マップは評価するよ?



でもあれに戦略要素もクソも無くね?


兵士と武将の数が全てじゃん




某の言ってる事に何か間違いでも?

これにはIX厨も「むむむ...」と言わざるをえないのでは?





じゃあ12か13やれば?ってなるでしょうけど、12が出た時点で僕は完全にⅧ信者になってたのであまり買ってみようという気にすらならなかったんですよね...

本質的にはⅨをさらにグラフィック良くしただけな気が...(未プレイなのであまり言えないですけど)


13には全武将モードがあるらしいのでそこは興味あるんですけどね







ずいぶん長くなってしまいました。

そろそろ記事の結びを.....



....の前に、今ふと思い浮かんだのですが。



三国志コンテンツといえば、昔あった三国志パズル大戦というスマホゲーム、あれは良かった。。。

キャラデザが可愛らしかったです


特にしょこたん(孫尚香)がね、あ^~ って感じで。
あれで江南のDQN一族を許せるようになったね

有村架純をCMに起用するくらいだったのにサ終はショックでした


またどっかがこういうお手軽なゲーム作ってほしいもんです





それでは今度こそ結びです。



無双シリーズ魏延って何であんなキャラなん?



我...ボッチ...ダカラ...魏延...親近感......。




ワシに友達はおるかー?(泣)